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1999東京出張記

第7回 国際福祉機器展

「国際福祉機器展 H.C.R'99」は1999年で26回をむかえ、10月13日から10月15日の3日間、東京都江東区にある東京国際展示場「東京ビッグサイト」にて国内外542社が出展していた。展示品は日常生活用品を始め移動機器・福祉車両、情報・書籍、建築・住宅・施設用設備、コミュニケーション機器で、広範囲に渡って展示されている。2000年4月から介護保険が始まることも関係しているのか、会場内はとにかくすごい人で賑わっていた。また会場には北海道から来ている、Cさん一家が一足先に到着していた。携帯電話で居るところを教えてもらい、私は昨年お会いしているので約1年ぶりの再会となる。旦那さんは仕事の関係で大阪にいるが、今回一緒に東京に来ていた。

今回の取材目的は福祉車両と初めから決まっていたので、福祉車両が展示されているブースへと向ったが、一通りどこのメーカーがどんな展示物を出展しているのかも簡単に見て回った。東京へ来る前に予めインターネットで調べておいたので、このような取材には大変役立った。

まずヤマハ発動機で出展している「JW−1」(車椅子用電動ユニット)「JW−2」(車椅子用電動補助ユニット)を見ることにする。「JW−1」は普段使っている手動の車椅子を、電動車椅子にする製品で、このユニットを装着すればクルマを使って移動する際、車椅子を折りたたんで、トランクへ収納可能になる。これにより普段、電動車椅子を使って生活している人が、リフト付きでないタクシーに乗車する場合や、乗用車に乗って外出する機会が多い場合には向いているかもしれない。

次に「JW−2」だが、これを取り付けても車椅子操作は基本的に手動と同じで、自分でスロープを登る時や旅行などで長距離、車椅子を使わなければならないときには便利かもしれない。これと同じようなものが自転車にもあるので、ご承知の人も多いかもしれない。しかし、説明をしてくれた係員の人も話してくれたが「自分で車椅子を操作できる若い障害者には使ってほしくない」という言葉には納得できた。テレビなどで車椅子を使った競技がときとぎ放送されるが、車椅子ユーザーのみんなが、あのようなスポーツをしているわけではない。むしろ普段は運動不足の人の方が多いのではないだろうか。本格的にスポーツを始めなくてもいいが、身体を動かせる時は、少しでも自分の力で身体を動かすことをお勧めしたい。

ダイハツの「MOVE Sloper(スローパー)」はリフトでは無く、後部からスロープを使って、車椅子のまま車内に移乗する福祉車両だ。従来のスロープ装備車両だと、底面地上高が約15cmのものが多く見受けられるが、これだと雪がたくさん積もる雪国では大変走りにくいのが現状だ。この「MOVE Sloper(スローパー)」のように普段は底面地上高が23cm、スロープを使用する時だけ後輪部車高が15cmまで下がる設計だと、雪国で生活している人は助かるのではないか。しかし欲を言わせてもらえれば2WDしか設定されてなく、4WD車も設定してほしいところである。また将来的にはこのスロープを介助者だけ操作できるのでは無く、自分で運転する身障者ドライバーにも対応できる設計を望むところだ。会場で実際にスロープを使って車内に移乗してこなかった点は、取材としてまだまだ失格だった。

また他のブースでは車椅子のまま運転席に乗り込み、片手でジョイステックを使い運転できる車両にも人気が集まっていたようだ。メーカー担当者の話では、技術的には車椅子のみならずストレッチャーに寝たまま運転できるシステムも技術的には可能であるが、法的な問題もあり、まだまだクリアしなければならない問題は多いようにも思えた。ユニバーサル・コンセプトからいくと、一般の人もこの車両が運転できるようになってほしいものだ。また外へ出るチャンスを増やすことは大切ではあるが、それと同時に安全であることも重要になってくる。ちなみに気になる価格だが、車体・取り付け費・税別で450万とのこと。また、ここのブースでは、2人のスタッフから説明を受けたが、しゃがんで目線を同じ高さで話してくれとても好感が持てた。

また足だけで運転できる車両も、他のブースで展示されていた。この足動運転装置を使って運転したいと希望する人が少ないためか自動車教習所で予め備えているところは少ないようだ。この点は上肢に障害のある人も、メーカーや行政に対し要望を出してほしいと思う。

ビッグサイトでのトイレだが、ここでは救護室にベッドが用意されているという情報を予め得ていたので、救護室を拝借することとしたが入場者数が多い割には、用意されているベッド数が少ないように思えた。私が利用させてもらった時にはすでに、ベッドを利用していた人がいた。

さて次はトヨタ自動車のブースへと向う。ブースには車椅子ユーザーの人が何人かいて、一緒に来ていた人とクルマや装備に付いて話をしている光景が所々で見られた。またブースに展示されている車両の何台かは、前日取材したハートフルプラザから運ばれてきているとのことだった。ブース内ではクルマの運転席の乗り降りを試している人、また車椅子に乗って実際にリフトを動かし、乗り心地を確かめている人もいた。またブースには「Welcab(ウェルキャブ)」のテレビCMに使われている音楽がBGMとして流れていたが、もう少し音量を押さえ気味に流してくれればと思った。

次号へ続く


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