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トコズレ日記

6月7日 月曜日 くもり雨

起床・11時
身体がだるい。看護婦さんが心配して何度も顔を出すも特に異常なし。

主治医回診・入院時よりは血液の循環がとても良く皮膚の色もとても良いとにかくあせらずゆっくり完治するのを待つしかないと説得していく。

自分でも今回はまずい個所の疵だけに、簡単に治る訳はないとの自覚はあるのでかえる! 帰る! と騒がない事にする・・・。
しかし・・あきてきた! まだ5日しか経過していないのに−!

6月8日 火曜日 くもり晴れ

起床・9時
頑張って起きるもこの時間、午前中の身体のだるさはいつものことで、気にしない。

主治医回診・良い方向にはなっているから心配しないようにとの事。
今回のとこずれの治療の経過を、ネット上に公開したいむねを話し、許可してくれるようお願いする。「おもしろい、それはやった方が良い、協力はおしまない」と賛同してくれる。専門的な事は先生に任せるとして、「とこずれとの付き合いを楽しむ」という感じでまとめてみることにする。まずは日々の生活が主になろう。

ガ−ゼ交換、疵の洗浄、点滴一日2本、排尿便の処理。
単調だが大事な一日の日は暮れる。

6月9日 水曜日 晴れ

起床・8時30分
主治医回診・疵は右側がほとんど良くなっているが、左側がもう少し様子をみなければ楽観は出来ないとのこと。どちら側にせよ、小さくなった事は良いきざし。それで初めて思い出す、疵口が二つである事を。いくら見えない個所であり痛くないにせよ無頓着の極みなり。始めはほんの小さな疵であった、その治療をしている内に、疵にあてたガ−ゼを止めたテ−プに負けそこから腐りだしたのだ、従って疵口は二個所であり右側が最初の疵、左側が後にできた疵で、そのあとのほうがまだ悪いという事になる。

夕方8時30分頃、隣の開き室になっていた二人部屋に、交通事故の患者が入る。峠の入り口付近で、雨の為路面がすべりハンドルを取られて、電柱一本をなぎたおしそのまま50メ−トルも先の側溝に落下、原因はスピ−ドの出しすぎと聞く。
幸いにも外傷がなく、レントゲンに異常もなく、大事にいたらずに済みそうである担当医師の説明する声が壁越しに聞こえる「本来ならば、どこにも異常がないのですぐ帰ってもよいのだが、いかに自分が馬鹿な事をしたのかを二、三日じっくりここにいて考えなさい!」との檄が飛び、「いのちびろいをしたのだから、今度は生まれ変わった気持ちで生きなければいかん!」という父親であろう人の声もする。事故の通報を受け驚きと息子の安否を心配してどれほどの思いをして病院に駆けつけたであろうか。
大事無い息子の様子を見て万感の思いでの言葉で有ろう事が胸を打つ。

安否をきづかい両親はもとより、友人、知人、親戚縁者、大勢のひとが部屋に廊下にあふれている。人間一人で生きているのではなく、かくも多くの人に守られて生きているという事を実感すべきであり、いのちの大切さをじっくりとみつめ考えてほしいとの先生、父親の言葉に賛同する一人である。
ふと、20年前の事故、その時の恐怖が脳裏をかすめる。

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