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書けなかった日記

2.その先を考えること

 転ばぬ先の杖と言うけれど、障害者と呼ばれる身には、精神的にも物理的にも、ある程度先のことを考えながら行動しなければやっていられないという部分がある。簡単に言えば、先に失敗した時のことを考えておく、ということだろうか。そのあたりに、根暗と見られる要素もある。ただし、これは障害者だからというよりも、個人の性格によるところが大きいのも当然だ。障害を持っていたって明るく猪突猛進するやつもいれば、障害がなくても根暗なやつは、そこらへんにいくらでもいる。

 はたして今まで何度くらい恋をしてきただろうか。その恋に、結果としての失敗を最初から用意してなかっただろうか。そんなことを考えてみると、やはり猪突猛進ではなかったと変に納得してしまう。それほど自分の障害を捉え切れていなかった高校生時代、それでも、どこか心にひっかかるものをぶらさげたまま、飛び越えられないでいた。一番最初に「かわいい」と思った子と3年間同じクラスでいることができたのに、なぜか言葉を交わすことさえできずにいた。そして卒業式当日の寄せ書きには、その子の「がんばって」という文字だけが妙に輝いていたものだった。

 障害を持っていることで、ある程度結果を予想し、その準備をしてしまうことは、精神分析の事例を出すまでもなく、仕方のないことだとも思える。ただ、その「先を考える」ことに安住してしまう障害者の姿勢は、とてつもなく嫌なものだ。先の「恋」のような他愛もないものなら笑い話になる。しかし、生活そのものまで固定させてしまう臆病さがあるとしたら、それは唾棄されるべきものだろう。

 言葉が抽象的すぎて、何を言っているのか分からないかもしれないけれど、へたに具体的なことを書いてしまうと、「それなら死ね」的な破滅的な言葉の羅列になってしまうような気もする。それでもあえて書くなら、いつまでも失敗のない「福祉」という籠の中にいるな、本当に働くということは、シャバに飛び込んでいくということで、そこでは障害もへったくれもないのだ、ということになるのだろうか。

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