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ボランティア活動とは
1.ボランティア活動とは
ボランティア活動の性格
ボランティアという言葉も、一般的には定着したと言っても過言ではないでしょう。それはテレビやラジオ、新聞などでボランティア活動の話題が取り上げられ、見聞きすることが多くなったことからも分かります。それでは、ボランティア活動は、いったいどんな活動なのでしょうか。たとえばボランティア活動について、「自発性」「無償性」「福祉性」の3つの性格があると言われることがあります。また、これらの性格に「継続性」を加えることもできるでしょう。ここでは、このボランティア活動の性格について、少し詳しく見てみたいと思います。
自 発 性
ボランティア( VOLUNTEER)という言葉には「志願者」、つまり、
自分から進んで何かをする人
という意味があります。つまり、ボランティア活動は、個人の自発性に基づいて行われる活動で、他から強制されたり、号令をかけられて働く活動ではありません。
無 償 性
ボランティア活動は、社会問題を自分の問題としてとらえ、放っておけないという市民としての気持ちや共感に基づいて、自ら自発的に取り組む活動ですから、その活動に対する報酬を目的として行われるものではありません。ボランティア活動は、報酬を期待しない、無償の活動です。
福 祉 性
ボランティア活動は自由意志による自発的な活動ですが、自己のみの利益だけでなく、社会や隣人の福祉を高めることを目的とする活動でもあります。したがって、自由意思の面から見れば、自分の都合で突然勝手に止めることもできる、と考えることもできます。しかし、相手の立場になって福祉の面から考えてみると、それは最後まで責任を持つべき活動であり、継続することが大切な活動だと言うことができます。
また、この活動は一市民として宗教や政治の違いをこえ、あるいは年齢をもこえた人間的なふれあいを高める活動でもあります。
ボランティア活動の原点
ボランティア活動の原点となるものは、人間として誰もが持ち合わせている、他人へのちょっとした
思いやり
や
気くばり
といえるでしょう。障害者が駅の階段で困っていたり、迷子になった子供が泣いているのを見かけた時に、誰もが感じる「ちょっと手助けしよう」という気持ちです。
この点でボランティア活動は、決して
特別な人
が行う
特別な活動
ではありません。ちょっとした親切を、自然なかたちで行動に移す人、それがボランティアなのです。
都市化が進むにつれ、人々の生活は変化し、他人にあまり関心を持たず、近所づきあいもしないという人が増えています。そんな中で、一人暮しの老人が死んでも、数日間、誰も気がつかなかったというニュースは、決して珍しいことではなくなってきました。このような社会風潮のなかで、ちょっと声をかけたり、困っている人の手助けをするなど、誰もが思う素直な気持ちを行動であらわすことが、今求められています。
身近にある活動
ボランティア活動は、福祉施設や老人、障害者のまわりにだけある活動ではありません。例えば、電車への乗車を考えてみましょう。電車がホームにすべり込むと雑然とした中で、われ先にと人を押しのけ、扉に殺到し、空席めがけて一目散・・・・・・・・・・。こんな光景があたり前になってしまっています。しかし、どうでしょうか。ここに他人への思いやり、ちょっとした気くばりがあれば、それが共同生活をしている人間の「人間らしさ」と呼べるのではないでしょうか。
整列乗車、自転車の整理、紙くず・ゴミの清掃、愛の一声、ロータスクーポン・ベルマーク・古切手の収集、整理など私たちの日常生活のなかにも、ボランティア活動は、いくらでもあります。身近にある簡単なことから始めましょう。
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